ここ最近天気が不安定な日もありましたが、いよいよ熊本では本格的な梅雨入りしちゃいましたね☔️
われわれ屋根屋にとっては嫌な季節です。。
雨が続くともちろん屋根の上の工事は出来ません
天気には勝てませんので、雨でも出来る副業でも考えないといけません。。
前置きはさておき、今回は先日させていただきました工事を紹介させていただきます😆
熊本市東区、K様邸 ホームページを見てお問い合わせをいただきました!
数あるホームページの中から弊社を選んでお問い合わせをいただいていることを考えますと、とてもありがたい限りですし、期待に応える仕事をやろうという気持ちになります
今回の工事の内容は、既存スレート(コロニアル)屋根へのカバー工法工事です
お客様の屋根材の希望が『アイジー工業 スーパーガルテクト』でしたので、今回はこちらの屋根材の説明を含めて、工事の内容を説明させていただきます

スーパーガルテクトは新築でももちろん施工出来ますが、カタログ表紙ではリフォームにオススメとなっております
この屋根材の特徴はなんといっても断熱材がしっかりはいっているところ!!


従来の金属横葺きの屋根材だと気持ち程度のペフ(裏張り)が貼ってある材料が多かったのですが、見ての通りしっかり断熱材が入っています
金属屋根材のイメージは『暑そう』という声が多く聞こえそうですが、そのデメリットに対して効果を発揮するかと思います
表面は遮熱性のある塗料で塗装してあるので、『遮熱+断熱』というダブルの効果で真夏の猛暑に対して効果が見込めます

ここ最近は温暖化により今までにない猛暑の日が続くことがあったり、電気代が上がり続けているこの時代ですので、屋根で断熱をしたいというお客様の声は多くなってきています
せっかく屋根のリフォームをするのであれば、家の性能が上がるようなこういった屋根材の方がオススメしやすいですし、お客様も喜んでいただけるのかなと感じます
工事の流れは、まず屋根の洗浄して苔や汚れを落とします



苔や汚れがあると粘着式ルーフィング(防水紙)は上手く張りつきません
今回は汚れが大きかったので、高圧洗浄機にてしっかり汚れを落としていきました
分かりやすく綺麗になっていきますので高圧洗浄は楽しいです^^
粘着式ルーフィングを貼っていきます

今回はお客様ご指定の『TAJIMA タディスセルフアーマー』というルーフィングを貼ってます
ルーフィングの選定もとても大事なことですので、また改めてルーフィングについては詳しくご説明する投稿を書きたいと思います
スーパーガルテクトは専用部材の種類が豊富ですので、どの仕様でいくのかしっかりお客様と選定していく必要があります

セットバック軒先水切という部材を固定していきます
セットバックとは既存の軒先の高さを変えないことで、雨樋に落ちる雨水がリフォーム後も変わらないので、雨樋の交換や調整をする必要がありません

↑工事後の画像ですが、このように元々の軒先の高さと変わらないので安心です



棟・隅棟・壁際の下地は基本的には木(防腐材等)を使用することが多いと思いますが、今回の下地は樹脂木(人工木)を使用しております
樹脂木は水分を吸収しませんので腐食しにくく、普通の木に比べ耐久性が高い、長期的に安心な材料です

棟の一番高いところには穴を開口して換気棟という、小屋裏の熱気だったり、湿気だったりを外気に換気する部材を取り付けて完成です(もちろん専用部材ですので雨漏りの心配はないです)
小屋裏の湿気が溜まらないことで屋根の下地が乾燥する効果があり、下地の腐食を防ぎ、下地の耐久性がアップしますので、換気棟はとてもオススメな部材です

見た目も無駄のないシンプルですっきりいい感じの仕上がりですね^^
今回はアイジー工業のスーパーガルテクト施工事例を説明させていただきましたが、遮熱・断熱性能が高く、超高耐久ガルバという通常のガルバリウムよりさらに腐食しにくい金属で作られているので、長期的な耐久性も高いです
カバー工法工事では既存の屋根材を残して新しい屋根材を乗せる工法ですので、基本的に軽量な屋根材を選定する必要があります
もちろんスーパーガルテクトもとても軽量な屋根材ですので、性能面・耐久性も高いので、カバー工法には最適な屋根材と言えるものだと感じます
あとはコスパ面が良ければ最高ですが、、、とても良い屋根材です!!
今回も説明が長い投稿となってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます!
弊社ではカバー工法工事に力を入れており、屋根材の選定、副資材の選定、適材適所の工法・技術などなど、日々勉強し、最良のご提案が出来るよう努力をしております
熊本でリフォームをご検討の際は、是非是非お気軽にお問い合わせいただけますとありがたいです^^代表 寺本