最近耳にしませんか?カバー工法ってお得に屋根のリフォームが出来る工法をご存知でしょうか?

施工事例

屋根のリフォームを検討される方は、最近ではまずインターネットで「塗装」だったり、「葺き替え」などのワードを検索されると思います。

最近よく「カバー工法」って言葉を目にすることはないでしょうか?

カバー工法とは簡単に言うと、今の屋根の上に新しい屋根材を貼る工法のことをいいます。

既存の外壁に上から金属のサイディングを貼ることも同じく「カバー工法」と呼ばれています。

⚫︎従来の葺き替えとカバー工法の違い

⚫︎カバー工法とはどうお得なの?

⚫︎既存屋根の上から別の材料を貼ることのメリット、デメリットって?

といった疑問にプロの屋根職人の目線で出来るだけ分かりやすく説明していきます。

まずは「葺き替え工事」

瓦やスレートや金属の屋根材を屋根に取り付けることを「葺く(ふく)」と言います

古くなった既存の屋根材を解体・処分し、下地の調整(張り替え・貼り増し・腐食部の交換など)をした後に、ルーフィングと言われる防水シートを貼り、新しい屋根材を葺く屋根のリフォームのことを「葺き替え」と言います。

熊本の屋根リフォーム工事で一般的に多いのは古くなったセメント瓦を新しい屋根材へ葺き替える方が特に多いです。

葺き替えの際は下地の調整が出来ますので、選べる屋根材のバリエーションは多く、下地作りさえ出来ればある程度どんな屋根材でも施工可能です。

下地の状況次第では下地調整の必要の無い場合もありますが、選ばれる屋根材によっては下地作成が必要な屋根材もありますので、金額的には選ぶ屋根材や下地の状況によって幅がありますが、価格帯としては100万〜300万くらいは最低でもかかるかと思います。

屋根のリフォームをされる際は「雨樋の交換」や「外壁塗装」を一緒に工事することもあり、「外部足場」も追加されるため、色々なリフォームを一気にしようとすれば、それなりに大きな額になることもあります。

どんな方でも出来るだけ金額を抑えれた方が嬉しいと思います。

今回紹介する「カバー工法」ではそんな大きな金額のかかる屋根のリフォームのコストを下げる為にはおすすめの工法となります。

どんな屋根でも「カバー工法」が出来るわけではありません。

カバー工法の工事が出来る屋根材は「スレート屋根材(コロニアル ・カラーベスト等)、シングル屋根材、フラットな金属屋根材、が対象となります。

 

セメント瓦や陶器瓦、凹凸がある屋根材はカバー工法工事不可となります。

スレート屋根材はだいたい30年前くらいから普及し、今でも新築物件に使われていて全国的にも多く屋根に乗ってます。

スレート屋根材の寿命は20年とか30年とか言われていて、年数が経ったスレート屋根材は薄なって割れやすくなりますし、ヒビや割れによる雨漏りも発生します。

下地の劣化などの原因で隙間が開いて、台風のような大きな風がその隙間に直撃すれば簡単に割れてしまい、大きな被害が出る危険性も出てきます。

カバー工法が普及する以前は、スレート屋根材をリフォームする際の選択肢は葺き替えか塗装しかありませんでした。

昔のスレート屋根材にはアスベストと言われる人体に有害な成分が使われていました。2004年にアスベストを使用した屋根材の製造が禁止となりましたので、リフォームの時期に来ているスレート屋根材はほとんど該当するかと思います。

葺き替え工事の際は既存のスレートを解体・処分をするのですが、アスベスト入りのスレートの廃材処分費がとても高いですし、対応出来る処分場も少ないです。

スレート屋根材を解体処分後の下地は使えないケースが多いので、下地の張り替え工事、または下地張り増し工事が必要となってきます。

ようやくカバー工法工事の説明に入りますが、今説明した「スレート屋根材の解体・処分」と「下地の作成」にかかるコストが無くなるというメリットを持つ工事がカバー工法工事です。

葺き替え工事と比較した場合、半分くらいのコストの削減に繋がるケースもあります。

カバー工法工事の流れは

・既存屋根のコケや汚れを洗浄

・粘着式ルーフィング(防水紙)施工

・新しい屋根材を施工

という流れですので、工事期間も大幅に短縮出来ます。

ゴミや埃の飛散も少なく、足場も必要最低限で済むところもメリットとなります。

カバー工法で使える屋根材

カバー工法工事の場合には今乗っている屋根をそのまま残しますので、基本的には軽量な屋根材をおすすめ致します。

屋根が重いと地震などの影響を受けやすいというデータもあります。

ルーフクリエイトでカバー工法の際にご提案させていただいている屋根材は、

1.自然石付き鋼板屋根材

2.ガルバリウム横葺き

3.シングル

4.軽量瓦屋根材ROOGA

というおすすめ順です。

長期的な耐久性、断熱性などの性能面、先々でかかるメンテナンス費用、デザイン性、などが選ぶ基準となり、今の家にあと何年安心して住み続けたいのかはお客様に様々ですので、暮らしと家の状況によって屋根材の選定が変わってきます。

有限会社ルーフクリエイトでは10年20年30年先を見据えたご提案を大事にしています。

熊本ではカバー工法工事の経験もトップクラスの実績がありますので、最適なご提案が出来ます。

この記事を見てカバー工法を検討してみようかなと思われた方は是非ルーフクリエイトで安心安全な住まい作りのお手伝いをさせていただきたいと思います