コロニアル屋根の雨漏りはカバー工法でお得に解決!

施工事例

自社施工写真より スレート(コロニアル)屋根からの雨漏りについて

一般的にスレート屋根と言われる住宅用屋根材の主流はコロニアルですので、商品名ですが今回はコロニアルに統一させていただいております。

少し長めの投稿ですが、現在コロニアル屋根の家にお住まいの方に読んでいただけると幸いです。

正直なことを言うと、コロニアル屋根の雨漏り修理は、とても難しいと思っています。

明らかな割れが発見出来れば、そのコロニアルを交換すれば雨漏りは止まるケースはありますが、特に過去に塗装をされたことのある屋根では、ヒビや割れを見つけるのは困難です。

重なった部分の内側が割れていて、そこから雨漏りする場合もありますので、原因特定はとても難しいです。

コロニアルの場合、寿命は20〜30年ほどと言われていて、年数が経つにつれ経年劣化でどんどんコロニアルは薄くなって割れやすくなっていきます。屋根全体で数カ所雨漏りがある場合には、本体の劣化ですので、屋根替え(葺替え)を検討する時期に入っていると思われます。

屋根の塗装は定期的のメンテナンスとして屋根の寿命を伸ばすという意味でもやっておいた方がいいことだと思いますが、もちろん塗装では雨漏りは止まりません。

もし屋根塗装を検討している場合でも、こちらの画像の様に、棟板金の下地に入っている木材が腐ってしまっていると、もちろん釘は効いていないので台風が来たら簡単に飛んでいってしまうでしょう。とても危険な状態です。

塗装をする前に、釘の浮が無いか、下地の木の状態は大丈夫か、などの確認はしておいた方が良いでしょう。

もしその画像のようなままで塗装をしても表面上は綺麗だけど、、、危険です。

 

もし屋根替え(葺替え)を検討される時の選択肢として

A.既存のコロニアルを剥がして、下地の張り替えや貼り増しをして、新しい屋根材を葺くやり方

B.既存のコロニアルを残したまま、カバー工法で新しい屋根材を葺くというやり方が選択できます。

今回僕がオススメしたいのはもちろんB.のカバー工法です。

A.だと、既存のコロニアルを剥がして処分しないといけません。剥ぐ手間代もですが、15年位前以前のスレートにはアスベストという有害な材料が使用されていますので、廃材処分費がびっくりするくらい高いです。プラス下地を作りなおさないと新しい屋根は葺けません。ウッドショックの影響で、材木費もかなり値上げしています。

B.だとその部分のコストを丸々カット出来ますので、お得な工法であることは間違いないです。

カバー工法の手順としては、
①屋根の苔や汚れを落とす屋根洗浄
②棟板金・木下地の撤去
③粘着式の防水シート(タック付ルーフィング)を貼る
④新しい屋根材を葺く

という工事内容になります。

①の屋根洗浄は高圧洗浄機を使った方が早いですが、自社では状況によって手作業でタワシやデッキブラシで洗浄する場合もあります。この場合には足場を掛けないでの作業ができるケースがありますので、更にコストカットもあるかもしれません。

一生懸命擦ってます(笑)

足場代って案外かかるので、もしその部分をカット出来たら嬉しいですよね。

洗浄が終わったら②の棟板金・木下地を撤去して、③のタック付きルーフィングを貼っていきます。ちゃんと屋根洗浄をしないとこの粘着の付きが悪くなるので、しっかり擦ります(笑)

カバー工法で使える屋根材は自社では3種類選べます。
前提として既存の屋根を残しているので、軽量の屋根材です。
一つめに紹介するのはシングルという屋根材です。

シングルという屋根材は海外では主流の屋根材で、軽くて柔らかくて、古くなったらそのまま重ね貼りが出来るという特徴を持っています。

金額的には一番安い屋根材になりますが、既存の屋根が多少ぼこぼこしていても柔軟に葺けるので、案外カバー工法での出番は多いです。

耐久年数的には短めな部類に入ります。

 

次に紹介したいのが、ガルバリウム金属製横葺き屋根材です。

こちらは以前の投稿にて紹介させて頂いてますが、ガルバリウムという錆びにくく、劣化しにくい屋根材になります。前年度自社工事物件ではこちらを選ばれる方が一番多かったです。

スッキリ綺麗な見た目で、軽量、断熱効果もあるのが特徴になります。

気になる方は過去の投稿も合わせてお読みいただけたら幸いです。

 

最後に紹介したいカバー工法で使える屋根材は、僕が自信を持ってオススメしたい軽量防災瓦『ROOGA(ルーガ)』です!

こちらの屋根材は、現行出ている屋根材の中では最強の瓦だと思います。

ルーガの話をしだすと話が長くなりすぎますので、改めてルーガの紹介投稿をしようと思いますので、お待ちください(笑)

軽量・割れない・褪せない、災害に強いが大きな特徴で、これ乗せときゃ間違いないっしょ!という瓦です。

今回カバー工法についての投稿でしたが、見積もりをとって、葺替えでこの金額なのと安さにビックリされる方もいるくらいオススメな工法です。

もし雨漏りを感じた際には、お気軽にお問い合わせいただけますとありがたいです。
長文でしたが、最後まで読んでいただいた方(がいれば)ありがとうございました。
熊本の屋根から安心をお届けできる様、精進していきます。

趣味はDIYと子供とキャンプの寺本でした。

 

瓦屋根雨漏りの原因No.1 劣化した谷板金からの雨漏り

施工事例

令和3年のお盆あたりの長雨の時にお問い合わせいただいた、熊本市西区での雨漏り修理工事の投稿です。

今回雨漏りの現地調査をさせていただき、屋根に登ってすぐに原因はここだと分かりました。

谷板金(銅製)からの雨漏りはここ数年うちで修理工事をしている案件でも一番多い雨漏りの原因かと思います。

銅で作られている板金は、長年の経年劣化により、腐食していきいずれは穴が空いて雨漏りの原因となります。

酸性雨や、瓦の塗料による反応から銅の腐食が進んでいくと言われています。

※参考画像 穴が空いてるのが分かります。

こちらは今回の工事で剥がした谷板金の裏側です。

剥がしてみると今回は明らかに空いている穴が3箇所ほどありました。

自社では毎年年間平均10件以上は谷板金工事をやっていますが、だいたい20年を超えたあたりで穴が空くケースをよく見ます。

谷板金に穴が空いてしまうと、解決策は板金の交換しかありません。

全ての穴を見つけて、コーキングを使って補修すると一時的には雨漏りは止まるかもしれませんが、コーキングも一時的ですし、また別の場所に穴が空くことも十分考えられますので、銅製の谷からの雨漏りは交換が一番良い解決策だと思います。

古くなった谷板金を撤去し、二次予防の為に自社ではルーフィングを貼ります。

今回使用している新しい谷板金はガルバニウム製の谷です。

ガルバニウムという金属は錆びにくく劣化しにくいので、現在では金属の屋根材としてや、外壁材としても幅広く普及しています。

他にはステンレス製の谷板金もありますが、硬くて加工がしにくいので、今回の物件のような下に瓦がある様なケースには不向きです。

今回の工事後にも雨の日がありましたが、交換後は雨漏りは無事に止まったと、お客様からはお喜びの声もいただきました。

工期は2日ほどの工事でした。

経験豊富な職人がしっかり雨漏りが止まるまで工事いたしますので、雨漏りに気づいた際にはお気軽にお問い合わせください。

雨漏り直し隊 熊本東店として活動開始!

施工事例

熊本の雨漏り・外壁・屋根リフォーム専門店として九州を中心に活動している『雨漏り直し隊』の『熊本東店』として加入し、活動を開始いたしました。

 

雨漏り修理工事のプロとして頑張っていきたいと思ってます。

専用のホームページもありますので、こちらを見ていただけたらありがたいです。

 

 

隅棟を強力棟工法にて取り直し

施工事例

熊本市東区某邸

雨漏りの問い合わせがあり、棟瓦を一部解体してみたところ、土台がボロボロでしたので隅棟取り直し工事を提案し工事しました。

棟瓦を外すと土台はこんな感じでかなり傷んでました。

今回は瓦の状況から強力棟湿式工法にて。

棟の下地に強力棟金具を取り付け、棟木を取り付けます。

 

湿式工法とはなんばんを使う工法です。

仕上げは全ての棟瓦をパッキン付きビス2本ずつで固定しました。

昔は(20年くらい)棟の土台として赤土をベースにして横面にセメントなどを薄く塗って棟瓦を乗せる工法が主流でしたが、やはり経年劣化にてボロボロになります。

土台が割れていたり、中の赤土が流れている状態だと雨漏りの原因となりますので、気づいたら早めの点検をご依頼ください。

コロニアル屋根をガルバニウムカバー工法にて葺き替え

施工事例

R3.10  南阿蘇 K様邸

 

阿蘇の山奥にある別荘地の住宅を、カバー工法にて葺替え工事しました。

今回の物件は築20年以上で、数カ所から雨漏りが見られましたので、部分補修ではなくカバー工法での工事の提案をさせていただきました。

使用した屋根材はガルバニウム横葺き屋根材。ガルバニウムは耐久性に優れた金属で、軽いので家への負担も少ないので安心です。

 

カバー工法だと、今のコロニアルを剥がずに施工しますので、解体や処分費、下地作成にかかる費用などを大幅に削減出来て、お安く工事をすることができます。

 

 

お客様におすすめの色はと聞かれましたので、外壁の色や周りの自然の雰囲気を考え、モスグリーンを提案しました。

トップライト周りは特に雨漏りの原因となりやすいポイントですので、自社で加工してしっかり施工しています。

↓↓施工前の写真です。

 

施工後は家の雰囲気も大きく変わり、お客様にも大変喜ばれました。

台風や地震が来ても安心して住める家をこれからも作り続けます。

2020.11 現在施工中 カパラス

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